冬から早春にかけて、湘南地域では日本水仙、白梅、紅梅が美しい花を咲かせます。
日本水仙は
12月から2月にかけて開花し、清らかな白い花弁と中央の黄色い副花冠が特徴です。甘く上品な香りが漂い、海岸沿いや公園のほか、お庭でもよく見かけます。冬の寒さの中でも凛とした姿で咲く水仙は、どこか心を落ち着かせてくれる花でもあります。
我が家でも、30年前に亡くなった母が育てていた水仙が、毎年11月下旬から花を咲かせます。ただ、今年は気候が不順だったせいか、開花が少し遅れ、お正月を迎えたころにようやく花開きました。
まだ丈が低いうちに、2株だけ摘んで室内へ。
凛とした佇まいと甘い香りが、冬の空気を和らげてくれます。
白梅と紅梅は、2月上旬から3月中旬にかけて見頃を迎えます。
白梅は清らかな白い花を、紅梅は鮮やかな紅色の花を咲かせ、春の訪れをそっと告げてくれます。その頃になると、枝ものを生ける楽しみも増してきます。
外では、水仙が次々と咲き、風の中でしなやかに、たくましく咲き続けます。
そして、そんな水仙に力強い枝ぶりの白梅や紅梅を合わせ、ショップにも春の気配を吹き込みます。
そして、「春」なんだな~と強く感じる色が、私には「黄色」のようです。
春の陽ざしを思わせる明るい黄色。
庭の片隅では、ふと見ると菜の花が蕾をつけ始めています。
お花屋さんに行くとチュウリップやフリージアが待っていました。
水仙の黄色、菜の花の黄色――そして、チュウリップやフリージア、春の足音をそっと知らせてくれる、あたたかな色です。