極暑が続く日々ですが、植物たちはそんな中でも秋の準備を着々と進めています。
昨日はオンライン生け花クラスのために、花材を求め、探しに出かけました。店先ではパンパスグラスが出ていました。この極暑の中、生命力と迷いのない生きる力に感動です!
秋がすぐそこまで近づいていることも感じました。
パンパスグラスと生けるために、百合が目に留まりましたが、カサブランカのような大きく華やかなものではなく、控えめで小さな百合を選びます。
緑の植物は、アトリエの裏庭から見つけることにして。。。
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今回のレッスンは、生徒さんからの要望がありました。「十文字留め」のレッスンです。十文字留めは投げ入れの技法の一つですが、フリースタイルでも積極的に使いたい技法です。
お稽古では、木の枝を切って使うことが多いのですが、寸法を合わせるのが難しいと感じます。そこで、パンパスグラスのような柔らかい茎を使って、今回のレッスンを行うことにしました。
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現実、今は極暑です。花器はガラスにし、せめて視角からだけでも涼しさを感じたいです。
中央に入れたパンパースの茎の前後に他の花材の茎が一致するように。
十文字に組んだ箇所が正面から見えてしまいます。そこで裏庭からイチジクの小枝を切り落とし手前に生け入れてみました。
花器の中のそれぞれの枝は一本になるようにと、気を遣い、ちょっと頑張りました。