すきま時間、アプリで学ぶ生け花アート

今週のテーマ

ガラスの器・投げ入れ・爽やかな空間に

 「利休の投げ入れ」と伝えられている言葉があります。 いろいろ諸説はありま...


 「利休の投げ入れ」と伝えられている言葉があります。

 いろいろ諸説はありますが、利休が少し離れた位置から器に向かって一輪の花(または小枝)をポンと投げ、「これでいいんだよ」と言ったそうです。その言葉には、競わないこと、ありのままでいることなど、いろいろな思いが込められていると感じます。 

 生け花のスタイルの一つである投げ入れは、花材を花瓶や壺などの器に自然に投げ入れたように生けることで、植物の自然な形を活かしています。
 
近年は素敵なガラスの花器などを使うことも多く、その場合には水に入った部分である枝などの姿への心配りも必要となります。隠すことなくその美しい姿も楽しみます。

大きな葉で隠すことがないように。
水中では葉は呼吸ができません。すぐに腐ってしまいます。見苦しくなる前には既に沢山の雑菌が繁殖しています。

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水中の枝の画像と説明です。

タイトル画像は、1本のクレマチスの枝です。



水面スレスレにカスミソウを入れました。
そのカスミソウの枝分かれしている空間に小花のアスターを入れています。
敢えて茎を見せない生け方にしてみました。




枝が創る構図です。斜めの線にしてみました。斜めにすることで植物は安定します。
花材はヒメキイチゴ・クレマチス・キク



 

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梅雨時期はカビ(真菌)や細菌に悩まされる季節です。菌類も生き物です。同じ殺菌剤ではそれに打ち勝つ力がでます。それを耐性菌と言います。アルコールだけでなく他の殺菌剤、次亜塩素酸などもご準備しておくと良いでしょう。


対策をし、爽やかな週を目指しましょう!

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