桜を生ける(啓翁桜)
1月から3月頃まで啓翁桜(けいおうざくら)が出回ります。枝は細いので初心者の方にも扱い良い花材ですが、今回は少し難易度が高い不等比で生けてみました。(啓翁桜)
kaho(野花人)
レベル:
分類:不等比
下準備:
その他道具:剣山
費用目安:1500円
入手場所:生花店
コツ・ポイント
生け花の各流派でこのスタイルの名前は異なりますが、生け方は左程変わらないと思います。各流派の教えから学んでください。ここhanaliveでは不等辺と名付けています。通常矯めの技術が必要となります。切り矯め、折矯め等です。あとがき
江戸時代に確立された型と聞いています。花木(桜、梅、桃など)に出会うと生けたくなるスタイルです。床の間がほぼ無くなっている現在の住宅でも置き場所によってとてもモダンとなります。日本の文化を感じ、誇れることができる生け花です。生け方の手順
1
剣山中央に①芯を入れます。一番高さのある枝です。すぐ後ろ左側にある枝②支を生けます。共に角度、向きが大切です。
2
右側、一番後ろに④遊を生けます。②支から④遊をつなぐラインにあしらいとなる枝を入れます。
3
あしらいは今回、④遊の枝に付いてる枝(付き枝)を活用しています。①芯の前のあしらいも芯の付き枝です。
4
一番手前に③整を左側に流すように生けます。その時ボク(木)と言われる太い枝を使います。