花の散ったテッセンといつまでも最盛期のガウラで
日本料理には旬の食材を楽しむ基本として、走り、盛り、名残りという言葉があります。 生け花にも一つの花材でも新芽や新緑の時、生い茂る様や満開のお花、そして散りゆく儚さに思いを寄せる時期とそれぞれの生け花を暮らしに取り入れています。
kaho(野花人)
レベル:
分類:投入れ
下準備:
その他道具:生花用ワイヤー
費用目安:0円
入手場所:裏庭
コツ・ポイント
一輪挿しの花器です。口が小さいので初心者や初めての方にも生け易い器です。左右の花材の長さの違い、そのバランスに気をつけます。あとがき
コツ・ポイントの所で左右の長さの違いを記しておきましたが、左右の長さが同じにならないことが大切です。生け花は左右対称(シンメトリー)ではなく非対称なのです。生け方の手順
1
細い茎のガウラを生花用ワイヤーでまとめておきます。
2
花が散ったテッセンを花器の形に合わせて(平行に)横に流します。花器に入る位置で茎は折り矯めをしておきます。
3
束ねておいたガウラの花を中央に入れます。
4
ガウラの花数が少なくテッセンとのバランスが良くありません。右側にガウラを少し足します。バランスは如何なる場合も大切。