すきま時間、アプリで学ぶ生け花アート

花菖蒲を生ける

中級の方におすすめ花材です。四月下旬。花菖蒲を生けるには時期としては早すぎます。花材を注文するにも、現物を見ることなく発注です。手にして、やはり葉が弱い、しかも傷みやすそう、なんてその後、変な予感。

kaho(野花人)

レベル:

分類:不等比

下準備:

その他道具:

費用目安:1500円

入手場所:花市場

コツ・ポイント

端午の節句とは菖蒲の花を飾り、菖蒲湯に入ったりと、男の子の成長を祝う行事です。ですから、花菖蒲を生ける時は、力強く、真っ直ぐに、がポイントです。不等比だけでなく、創花もツボ生けもしかり。

あとがき

葉が柔らかいため、葉組をするには慎重に選び、整えました。葉の先、爪の部分は黄色くなった物もありましたが、それでも菖蒲を生けることは身も心も引き締まります。一年でこの時期にしか生ける事が出来ない生け花です。

生け方の手順

1
葉組をします。葉組とは必ず、同じ一つの株から一組を作ります。
2
芯となる花を中央に真っ直ぐ生けます。
3
芯の花の後ろに短めに切った花を入れます。次に芯の花の前に指針となる葉組した葉を入れます。お花の中央部が整いました。
4
後ろの部分を生けますが、挿し口をやや斜めにすると全体的にまとまりのある生け花になると思います。