生け花の基本(2-2)・心と感性
タイトル、[生け花の基本(2-1)・役枝]で既に投稿していますが、はて(2-2)と順番を悩みました。hanaliveが重視する基本は「型」よりも「心、思い、感性」なのです。
昔から気になる生け花の基本
生け花が日本の伝統的な文化であり、芸術であることは周知の事実ですが、それは単なる花の配置ではなく、自然と調和することが大切な要素です。心を落ち着かせる日本の伝統的な芸術です。その基本を学ぶ際に、まず数値化された役枝の長さや角度などの技術的な要素に焦点を当てる前に、いくつかの大切な姿勢や理解を持つことが重要です。
自然との対話
生け花の基本を学ぶ最初のステップは、花材や器と向かい合う姿勢です。花が野にあったことを理解し、その自然な美しさを尊重することが大切です。野に咲く花々が持つ力強さや儚さを感じ取り、それを作品に反映させることこそが、生け花の本質であり、基本です。
イメージする力
そのためには、野をイメージすることが大切になります。自然の風景や野に咲く花々の姿を心に描き、それを花材と器を通じて表現していきます。自然の中にある美しさや調和を見つけ、それを生け花に取り入れることが重要です。
創作の楽しさ
このようにして自然と向き合い、イメージを膨らませることで、生け花の楽しさや創作の喜びが身についていきます。技術的な役枝については、その後で学んでいくと良いでしょう。まずは自由に花を生ける楽しさを感じることが、生け花の基礎を築く上で非常に大切です。
技術と感性のバランス
最終的に、技術を学んだ後でも、自由な創作の楽しさを忘れないことが重要です。こうして楽しさを感じながら生ける作品は、多くの人々に感動を与えます。技術と感性が調和した作品は、見る者に深い印象を与え、生け花の美しさを伝えることができます。
個人の成長を重視
一人一人の想像力が開花していくお手伝い、柔軟性と理解の深さ、共感と共鳴は生徒さんたちにとっても自然と前向きに創造性が引き出されます。また、伝統を尊重しつつ新しい視点を取りれる姿勢も共有し、共にディスカッションも出来る場となるよう誘導していくことは、指導者としての基本です。指導者自身も、生徒からの学びを大切にする姿勢が求められます。
まとめ
生け花の基本は技術だけではなく、自然との対話や心の感性が重要です。これを踏まえた上で、個々の成長をサポートし、創造的な生け花を楽しむことができます。技術と感性をバランスよく取り入れ、心を込めた作品を作り上げていくことが、生け花の真髄です。