すきま時間、アプリで学ぶ生け花アート

アプリ誕生までの物語・第2章


第2章:生け花アプリの成長と影響

⑴ 一年間の成長

リリースからの一年間を振り返ると、アプリは確実に成長したと鮮明に思い起こされることがとても沢山あります。楽しさと同じくらい、挑戦に追われ、苦悩する日々もありました。

創作の連続は刺激的です。

ユーザー数の増加に密かに抱いていた期待は大きな課題へと変換していきます。が、成長の証でもあります。厳しく、謙虚に見直す姿勢が大切だと感じています。

新機能の追加は、ユーザーの声や日々の作業から「不」を含め、感じたことから生まれます。その結果、想定していた以上の機能を提供できていることは成長の証だと思います。

ユーザーからのフィードバックも非常に重要ですが、現在のところ、直接の書き込みは出来ません。ユーザーによる「生けてみたレポート一覧」から得られるインスピレーションは次へのステップに発展する課題が沢山含まれています。

⑵ ユーザーの声とコミュニティの広がり

アプリを通じて、対面クラスとオンラインクラスの生け花生徒のコミュニティが広がり、深まっていることを実感しています。「生けてみたレポート一覧」からは、ユーザーの生け花物語にも触れることが出来、新たな発見とコミュニティーの楽しさや必要性、大切さをその都度改めて感じております。

⑶ 今後の展望と目標

このセクションでは、アプリの今後の展望や目標についての想いと計画です。

新しい機能の追加計画、国際展開、さらなるユーザーエンゲージメントの向上など、未来に向けたビジョンを具体化すること。
それに向けて開発担当者AI(人です)とミーティングを重ねることも大切な要素です。

⑷ 若い世代の可能性豊かな表現の場

生け花の世界は、伝統と現在、それを繋ぐ革新が交錯する魅力にも満ちています。特に若い世代にとって、生け花は新しい表現の場となり得る可能性を秘めています。

まず、アプリを通じて若者が生け花に触れる機会が増えると確信しています。スマートフォンやタブレットを使い慣れた世代にとって、アプリは自然な入り口です。デジタル環境での学習は、時間や場所に制約されず、自分のペースで学べるため、特に魅力的だと思います。

また、SNSの利用が盛んな若者たちが、生け花の作品をシェアすることによって、友人やフォロワーと共有した自己表現の場にも成り得ます。このような共有活動は、生け花の認知度向上と新しいファン層の獲得につながると確信しています。

さらに、若者特有の柔軟な発想や独自の美意識が、生け花に新しい風を吹き込む可能性もあります。

伝統的な技法を学びつつ、新しい素材やスタイルを取り入れることは、生け花の可能性が広がることにもなり、新しいアプローチは、伝統文化の発展と継承に大きな役目を果たすことにも成っていくはずです。

最後に、教育機関や地域コミュニティとの連携を強化することによって、生け花の魅力を広めることができます。学校の授業や地域のイベントでのアプリの活用は生け花の楽しさを直接体験する機会を提供できます。これにより、若い世代が生け花に親しみを持ち、将来の継承者となることが期待されると思いますし、期待しています。

若い世代の生け花への興味と関与は、未来の生け花文化の発展にとって重要な要素です。アプリを通じて、その可能性を最大限に引き出すことが、私たちの使命であり、喜びでもあります。


野花人