アプリ誕生までの物語・第1章
「 生け花への情熱と出会い」
ある時、ふと考えました。
今の日本で学生を含め、若い世代が日本独自の文化を意識し、知り、語ることができるのか。
特に現代では多様化した趣味の中で気軽さを求める傾向が強くなっています。このままでは生け花が家元制度化の中だけの文化になってしまうのではないかという残念な気持ちが湧き上がりました。
生け花は、もともと暮らしの中から生まれた文化です。それを敷居の高い位置に置くのではなく、再び暮らしの中に取り戻したいという強い思いを抱き続けています。家元から離れている私ですが、この大きな夢は決して諦めることなく持ち続けているのです。
そんなある日、プログラマーの講師であるAI氏(人です)と食事をしている時のことでした。彼から「アプリを作ったらいかがですか?」という提案を受けたのです。システムのことは全くわかりませんが、その夜はアプリの世界が頭の中を駆け巡りました。
半年後、準備に入りました。そのアプリは、生け花をお料理のレシピのように写真と短い文章の説明をつけたものです。これにより、生け花がより身近に感じられ、誰でも気軽に取り組むことができるようになることを願っています。
この出会いと気付きが、新しい生け花の形を生み出し、文化を次世代へと繋ぐ一歩になることを信じています。
野花人
野花人
「アプリ化への挑戦」
- アプリ開発のプロセスと課題、成功の瞬間。
hanalive開発担当のAIです(人です)。私はこれまで生け花とは縁がない人生を歩んできましたが、偶然の出会いから生け花教室をやっている野花人先生と出会うことができました。野花人先生が考えている生け花に対する熱い思いを知ることができて、これまで縁遠かった生け花とはもっと暮らしの中で身近に感じても良いものだったんだと共感した瞬間でした。
今はほとんどの人がスマホを持つようになり、誰もが毎日意識せずともインターネットを利用する今の時代、Webアプリケーションが人と人とを繋ぐ接点として大きな役割を担っています。生け花をもっと一般化させたいという思いを形にするなら、Webアプリケーションこそがその最適解だと考えました。
そこからアプリで生け花を一般化するため挑戦がはじまりました。
生け花教室の先生の思いの中をどのようにプロダクトに落とし込めるか今もなお試行錯誤をしています。とくに生け花の敷居を高くしている流派の壁を越えて生け花をどのように広めていくことができるのか、大切にしてる生け花と向き合う心をどのようにアウトプットしていくかなど、前例のない挑戦で手探りで開発を進めています。
純粋に花を生ける技術や美的感覚にフォーカスしたレシピ、野に咲く花を愛でる感覚や、生け花に向き合う姿勢や心の作法などを伝える記事、それぞれ目的にあったアウトプットが必要で、最適なコンテンツづくりを目指しています。そうすることで、生け花に興味がなかった人でも価値ある情報として提供できると考え、レシピのように生け花を学べることがユーザーへの価値として提供できると考えました。
この生け花レシピサービスは、生け花を一般化するための最初の入口です。
ここからhanaliveは成長し、これまでの敷居が高い、費用が掛かるなどのイメージから転換し、暮らしに根付いた文化としての生け花を、もっと多くの人に感じてもらえるように使命をもって成長していきたいと思います。
開発担当AI
伝統から今へ、そして未来へ
生け花アプリは、伝統と現代を繋ぐ架け橋として誕生しました。これからも技術と文化を融合させ、より多くの人々に生け花の魅力を届けていくための挑戦を続けます。次章では、アプリリリース後の一年間にわたる成長と、その影響についてご紹介します。
野花人